小田原地域 曽我の梅林

曽我の梅林

 曽我の梅林は小田原市の中心街より北東約7キロに位置する気候温暖なところです。また歴史的にみても、曽我十郎五郎兄弟が育った場所としても有名であり、数多くの史跡が点在しています。さらにここから見る富士山、箱根連山、丹沢山系の景観もすばらしく、かながわの景勝50選として指定されています。付近にはハイキングコースもあり、年間数多くの観光客が訪れる場所としても知られています。   この曽我梅林では、温暖な気候を利用して古くから梅の栽培が盛んであり、地域全体でおよそ45ヘクタール、3万5千本の梅が植えられています。毎年6月から7月初旬にかけて約400t以上の生梅が収穫され、神尾食品工業ではこのなかの十郎梅という品種を中心に、曽我の梅干、花香梅という製品を製造しております。十郎梅の特徴は皮の柔らかさと実の多さで梅干用として特に優れた品種として曽我の梅林でも数多く栽培されています。小田原では曽我梅林で取れた梅を利用した梅干が名産品として出荷されており、全国的にも有名です。   また、この梅に白い梅の花が咲き始めるのが2月の上旬。満開になる2月中旬にはすばらしい景色に囲まれ、多くの人に感動を与えてくれます。この時期にあわせて開催されるのが「小田原梅祭り」。期間中、流鏑馬(やぶさめ)、寿獅子舞、小田原ちょうちん踊り等さまざまなイベントが行われ、多くの観梅客を楽しませてくれます。早春の息吹を感じにぜひ一度お出かけください。

曽我の梅林でとれる梅の品種のご紹介。

十郎
十郎

神奈川県農業試験場(現在の園芸試験場)が在来実生種の中から選び開発したものに、 小田原市梅研究会が昭和35年、曽我物語の主人公・曽我五郎・十郎兄弟と当時の小田原市長の名前をヒントに命名したもので、 その後、普及が図られ、現在では小田原を代表する品種として多く栽培されております。 開花期が早いため、冬期の凍寒害を受けやすい等の弱点はありますが、実は楕円形で小さく、 果肉が厚いこと、しかも果皮が薄く、色が淡黄色で見た目が大変きれいであること等が特色で、梅干用に適しております。 (収穫期:6月中旬〜下旬)

白加賀
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江戸時代から「加賀白梅」の名で栽培されるという古い歴史を有しており、現在でも全国的に栽培されています。 中でも、関東地方では、実が大きく、結実が安定していることから多く栽培されており、 小田原地域でも梅酒用の代表品種として栽培されております。 開花期が遅く、花芽の着生がよいこと、実は楕円形で、玉揃いが良いこと、果肉が厚いこと等が特徴で梅酒用に適しております。 (収穫期:6月上旬〜中旬)

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